本屋のバイト
本屋でアルバイトをしています
私は今年の1月から、今まで6ヶ月間、本屋でアルバイトをした。
本の中にいろんな人の人生が覗き込めることに魅力を感じている私にとって、本屋で働くことは、とっても心が満たされる仕事。
このバイトを始めてよかったなぁと心から思っている。
そんな私が!
本屋でアルバイトをするのって、どうなの?な疑問を解決すべくいろいろ書いちゃう!
(9割は主観なので、どこの本屋でも共通する話はかけません!書店に寄って仕事内容や待遇は異なるので、気になる方は自分で試してみてください!)
目次
1. なんで本屋でバイトを始めたの?
2. 本屋のアルバイトではどんな仕事をするの?
3. 本屋で働いてよかったことは?
4. 本屋で働くデメリット
5. これから本屋でアルバイトを考えている人たちへ
1. なんで本屋でバイトを始めたの?
それはずばり!本が好きだったから。
正しくいうと、本屋が好き。
時間があればすぐに本屋に行って、今世の中で話題になっているもの、新しい考え方、人に響いている小説を目にして手にとって自分の一部にして行く感覚が、とても好きだった。
本を読むのは、小説と実用書が主。
特に小説は、人間模様を描いたものが好きで、自分の中に存在する言葉にできていない感情を、主人公が体感して言葉にしてくれることで目に見える感覚になるから。
実用書は、私より経験を積んだ人たちが人生で得て来た考え方を文章でまとめてくださるなんてなんて尊いんだ…!と思うからよく読む。
本屋に行くたび、こんな風に心が満たされる体験をしていた。
その体験をしながら、それを他の人に提供しつつお金をもらえるバイトないかな〜と探してみたら、幸運にも近所でみつかり、迷わず応募。
そしてもう一つ大切な理由を書いておくと、
私には将来作りたい場所があって、そこに本は不可欠だと考えているから、本屋の仕事をアルバイトとして体験しておきたかった。
最終的には、ほぼ勢いだったけれど。笑
2. 本屋のアルバイトではどんな仕事をするの?
本屋のバイトの仕事は、主にレジ。
社員さんは、本の出庫や在庫の管理、陳列や売り上げの管理などなどいろいろあるみたいだけど、アルバイトはレジに徹する!ということになっている。
レジの中でも、いくつかの仕事があります!
まずは、お客様から商品を受け取って会計をすませること。
そして、お客様のお探しの商品がある場所までのご案内すること。
さらに、お客様がご希望される書籍が店頭になかった場合、取次会社*や他店舗、出版社に連絡して取り寄せをすること。
たまに、英検などの支払いもレジで受け付けることもある!
(*取次会社…本の商社みたいなところ。本屋さんと出版社を結ぶ。)
つまりは、本屋さんのお仕事の、お客様に関わる部分を担当する本屋の顔!
3. 本屋で働いてよかったことは?
・たくさんの種類の本を知れる。
やっぱり一番はこれ。自分一人で本屋に行くと、どうしても自分の興味のある分野のコーナーへ直行してしまったり、平積みされている新刊ばかりに注目してしまう。
一方、アルバイトをしていると、いろんな人がいろんな本を持って来てくれるから、「こんな本が世の中にあったのか!」という体験ができる。1日に注目の本だけでも平均3〜5冊は新刊が出ているから、毎日シフトに入れば入るほど、たくさんの本を知ることができる!
誰かが持って来た本のジャケ買いも、新しい出会いになる。笑
・それぞれの本を買う人の特徴がわかってくる
レジに、お客様が本を持って来てくれるから、この本を買う人はこういう人なのか、ということがつかめてくる。主婦なのか、学生なのか、社会人なのか、などなど
もちろん、オンラインショッピングが主流になりつつある今、店舗での詳細の把握は厳しいのだけれど、自分が面白がるぶんにはとてもいい。
・本の流れが見える
流通的な部分から、特定の本が作り上げられるための社会背景、人が本を手に入れたいと思うための仕掛けなど、「購買者」の立場から、少しだけでも「発行者」の立場を垣間見れる機会だった。
4. 本屋で働くデメリット
私は本屋でのアルバイトに満足しているのだけれど、デメリットもたくさんある。
・給料が安い
出版不況とも言われている通り、本の売り上げは落ちて来ている模様。さらに、(これは個人的見解だけれど)長く続いている伝統的な会社が多く、「返品付き販売制度」によって国に守られているからか、不況に対する対策が遅いように思っている。
そのなかで、アルバイトに対する給料も押さえておきたいのか、私の働いているところは、地域の最低賃金 プラス1円 。さらに、時間の計り方も、働く側が損するようにできているように(私には)見える。
・出勤日が多い
私のバイト先は週4回を基本にシフトが組まれる。一般的なアルバイトが週2〜3回ということを考えると、多い。大学終わりにバイトに行って、夜に帰るという生活を月に4×4の16回行うと考えると、大学生の楽しみであるサークルや部活、友達との遊びなどがおろそかになってしまうのではと思う…。
・だがしかし!フォローも入れておきたい。
本屋の社員さんは、とても優しい人が多い。
学業的な理由であればそちらを優先させてくださるし、私も就活期は、気兼ねなく就活に集中させてくださる。学業や就活を優先させるのは当然の権利かも知れないけれど、それを笑顔で応援してくださることができる人たちは、とても素敵な人だと言って間違いではないだろう。
5. これから本屋でアルバイトを考えている人たちへ
「書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。」ーチェーホフ
より豊かに、より強く、より高く。その体験をお客様に提供する入り口が、本屋の仕事。
アルバイトとはいえ仕事だから、たくさん覚えることもあるし、していくなかでミスもたくさんすると思うけど、本を売るお手伝いができるのはやっぱり楽しい。
自分自身が、「世の中にはこれほどに多様な考えがあるのか」と気がつくきっかけにもなる。
出版不況で、本屋が次々なくなっっていく現状を、引き止めるひらめきも生まれるかも知れない!
アルバイトという気軽な立場だからこそ、柔軟に現状に向き合うことができるのでは、と考えているので、一人でも多くの人に本屋でのアルバイトに興味を持ってもらえたら良いなと思って書きました〜!
最後まで読んでくれてありがとう!
超好き〜〜〜〜〜〜!!!!!!
何百回聴いても好き〜〜〜〜〜〜!!!!!!出会えてありがとう〜〜〜〜!!!!
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