旅行と住むことについて
タイに1年間住んだり、スコットランドで四ヶ月間住んだり、なんだかんだで海外に「住む」という経験を学生のうちから一人でやってきて、思うこと。
旅を人生にすることができない!
私は海外で住むことに抵抗がとても少ない。今まで行ったことのある国の中で、この国には住みたくない!なんて思う国はほとんどないし、住めば都だと思えるので、どこに転勤をいい渡されても「あ〜全然いきますよ〜お金の問題さえなければ〜」なんて言えてしまうであろうちゃらんぽらんな人間だ。
だからこそ、「旅が楽しい!」と思う人たちが理解できない。
確かに、旅は楽しい。けどそれより、メンドくさい。
慣れない土地に数日間いて、少しの間だけいてその土地を分かった気になって、満足して日本に帰ることはできないなあと私は思う。
ひねくれているのかな。
私は基本、「わからない」
タイに1年間住んでいても、タイのことなんて全然わからないし、言ってしまえば日本に20年間住んでいても日本のことなんてゼンッゼンわからない。
ああこのまま全部わからないまま時間が流れて行くのかななんて思ったり。
それに抗うことができるのが勉強なんだろうなぁ。
やっぱり勉強するとなると、地域や領域が狭められて行くから、やっぱり旅行じゃ勉強にはならないよなあ。
ちょっとしかわからないのにする旅行の意味は、そのフィールド(地域、領域含む)にどんなものがあって、そのどこに私は惹かれるのかを体感するためなんだろうと思う。
極めるより、他の極めようとしていることに刺激を与える効果?
だからこそ、旅を人生にしてしまうと、どこかの地域や領域を極めることなく、全て刺激だけでわかったつもりで終わってしまうんじゃないかなあなんて思うのですよ。
人生を旅に捧げる人に、話を聞いてみないとわからないけどね。
人生の目的を達成するために旅をするとか。私はそんなことまだできないけれど。
(つまり否定したいわけではなく、私の現時点での考えを述べているということ)
0コメント